2020/7/18 投資用語 コマーシャルペーパー(CP) commercial paper
2020/7/18 投資用語 コマーシャルペーパー(CP) commercial paper
ある程度の信用力を有する大企業がオープン市場から(オープンな金融市場)短期資金を調達するために発行する無担保の約束割引手形のこと。
額面金額が1億円以上とされていて、証券会社や銀行が発行を引き受け、投資家に販売する。企業が直接金融で資金を調達するという点では社債と性格が似ている。しかし社債の償還期間が1年以上であるのに対し、CPは通常一年未満で、1か月や3か月ものが多い。
一般的に短期プライムレートより低いコストで資金調達ができる。またCPの金利は発行する企業の信用力で決まる。
日本では1987年11月からCPが導入される→2003年3月電子CP発行開始、入金必要日数が短縮された→2006年の新会社法でより柔軟なCPの発行ができるようになった
アメリカでは不正会計処理などの事件を背景に2002年頃から資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)が導入された。日本でも導入されているが、2004年以降景気回復による株価上昇などでABCPのメリットが薄れて、日本での市場は伸び悩んでいる。
2020年3月17、アメリカ連邦準備理事会(FRB)は、新型コロナウイルスによる先行き不安で悪化した企業の資金繰りを支援するため、CPを買い入れる緊急措置を発動すると発表した。
参考文献:
1.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%BD%A2%E5%89%B2%E5%BC%95
3.https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11796.html
4.https://www.shinnihon.or.jp/corporate-accounting/glossary/financial-instruments/cp.html
5.https://imidas.jp/ichisenkin/g07_ichisenkin/?article_id=a-51-007-08-04-g204