2020/7/27 経営用語 特別目的会社(SPC) specific purpose company
2020/7/27 経営用語 特別目的会社(SPC) specific purpose company
会社が資産の流動化や証券化する目的で設立した社団法人のこと。日本の特定目的会社(TMK)はその一種と言える。
主な目的
1.資産の証券化(資金調達)
親会社の資産をSPCに譲渡し、SPCはその資産を担保にお金を借り入れる。(社債を発行するなどの手段で)
2.財務体質の改善
親会社バランスシートをスリム化して、各財務指標をよくすることができる。
3.M&A
買収資金が足りない時にSPCを利用して資金調達できる。(LBO、レバレッジ・バイアウトと呼ぶ)ソフトバンクによるボーダフォンの買収や、ライブドアがフジテレビを買収しようとした時に利用されていた。
メリット
1.資産の保持
親会社が倒れてもSPCが持つ資産を守ることができる。
2.資産の切り離し
不動産のような効果は負債をSPCにってもらう。(オフバランス)
3.小額の資金で大きなM&Aの買収ができる。(LBO、レバレッジ・バイアウト)
デメリット
1.コストがかかる(設立資金と人件費と社債の利子)
2.不正の温床になりやすい
3.M&Aで買われる会社も負債を抱える可能性がある(責任が限定された「ノンリコースリローン」)
参考文献:
1.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%AE%9A%E7%9B%AE%E7%9A%84%E4%BC%9A%E7%A4%BE
3.https://www.ownersbook.jp/blog/basics_of_real_estate_investment/spc/
4.https://mastory.jp/%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%9B%AE%E7%9A%84%E4%BC%9A%E7%A4%BE
5.https://www.ifinance.ne.jp/glossary/management/man105.html