2020/7/31 経営用語 ノンリコースローン(非遡及型融資) non-recourse debt(loan)
2020/7/31 経営用語 ノンリコースローン(非遡及型融資) non-recourse debt(loan)
返済の原資(元手)とする資産(責任財産)の範囲を限定する貸付方法である。責任財産限定型ローン、責任財産限定特約付ローン、NRLとも呼ぶ。
例えば特定の事業や資産から生じるキャッシュフローのみを返済原資とするローン。主に不動産業界で使われている。
実際ノンリコースローンはSPCの設立の際に使うのがほとんど。オリジネーターが不動産をSPCに売却し、SPCがその不動産を担保に銀行から借入する時に利用する。その際様々な規約を制定することで、オリジネーターが倒産してもSPCが倒産しない(担保の不動産が返済に使える)状態を作る。
ノンリコースローンは責任範囲を限定できるため、万が一返済できない場合でも、他の事業や資産に影響を及ぼさないメリットがある一方、融資条件が厳しい/不利というデメリットもある。
参考文献:
2.https://www.ownersbook.jp/blog/real_estate_finance/non-recourse-loan/
3.https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/no/J0754.html
4.https://www.shinseibank.com/institutional/products/nonrecourse_finance.html
5.https://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/souken/business/column/clm28-17.html