2020/7/6 経済用語 GNP 国民総生産 gross national product
2020/7/6
経済用語
GNP 国民総生産 gross national product
一国の国民が一定の期間(多くの場合一年)で生産したものの総額で、その国の経済を図る物差しの一つである。
売上(モノ・サービス)、売上に寄与した人の賃金、企業の利益、利息などの付加価値の合計である。
国同士で比較する時、通常GNPを人口で割った所謂「国民一人当たりのGNP」で比べることが多い。
国民総生産には名目GNPと実質GNPがある。
名目GNPは国民が一年間で稼いだ金額の合計で、ものを生産した量が増えなくても、物価が上がれば名目GNPは上がる。
実質GNPは物価の上昇分(下降分)を修正したGNPである。物価が上がった場合、売上が物価の上昇分以上に増えないと実質GNPは上がらない。逆に物価が下がった場合、売上が伸びなくても実質GNPが増えることがある。
またGNPは日本企業が海外で生産・販売し、日本国内へ送金した額(海外からの純所得)も含む。
参考文献: