2020/8/4 経済用語ルックイースト政策 look east policy

東方政策とも呼ばれる。マレーシアの首相(2003年まで在任)に就いたマハティール氏が1981-1982年に導入した、高い勤労意欲や労働倫理(勤労理論)、官民一体の成長戦略(集団主義)など、西欧の国ではなく「東方」に位置する日本や韓国に発展モデルを求める政策のこと。

政策だけでなく、両国から投資や融資も積極的に誘致し、留学生などの交流も盛んに行われている。結果マレーシアの近代化を大きく促進した。

しかし日本企業が現地に進出しすぎたことで不満もあり、日本の成長の減速などで近年では留学生が減ってきている。

またナジブ首相はリックイースト政策30周年のシンポジウムで、同政策の維持を確認しながらも省エネや医学といった日本が世界に先行する分野にターゲットを絞って留学生を送り出すとして、政策の転換も示している。

参考文献: