2020/7/14 経済用語 フィリップス曲線 Phillips curve

2020/7/14 経済用語 フィリップス曲線 Phillips curve

 

失業率(縦軸)と名目賃金上昇率(物価上昇率)(横軸)の関係を関係を表した曲線のこと。イギリス人経済学者のAlban William Housego Phillipsが1958年の論文で発表したことから命名された。

最初に発表された時はイギリスの過去100年間のデータをもとに導かれた曲線で、失業率と賃金上昇率のトレードオフ関係(相反関係)が分かる。

また横軸をインフレ率に変えても似たような右肩下がりの曲線になることから、失業率を低下させるには多少のインフレは覚悟せざるを得ないという認識もある。

ただデフレ下でも失業率が増大したり、インフレ下での不況(失業率の増大)というスタグレーションのケースもあり、右肩下がりのフィリップス曲線で説明できない経済事象もある。

また、長期的にはフィリップス曲線が垂直になるとの考え方もある。すなわち失業率は自然失業率に収束するとの見方である。

 

参考文献:

1.http://manabukeizai.blog.fc2.com/blog-entry-1377.html

2.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A

3.https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hu/A02318.html

4.https://www.smam-jp.com/glossary/YST3300.html

5.https://www.tokaitokyo.co.jp/kantan/term/detail_0134.html
6.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9