2020/7/14 投資用語 REIT(不動産投資信託、リート) real estate investment trust
2020/7/14 投資用語 REIT(不動産投資信託、リート) real estate investment trust
投資家から資金を集めて不動産に投資し(購入)、賃料と売却益を原資として(手数料などを引いて)投資家に分配する金融商品のこと。
日本のREITは2001年9月に上場され、J-REITとも呼ばれる。(非上場の私募REITもある)
メリット:
1.分配金が安定していて、利回りも通常の株より高め。(税制上の優遇措置を受けるために利益の90%以上を還元することが多い)
2.小額から(20万円~100万円)不動産に間接投資できる。
3.上場しているので売買が容易。
4.複数の不動産へ投資しているため、リスクが軽減される。
5.不動産投資のプロが運営しているので、手間がかからない。
デメリット:
1.元本は保証されていない。
2.組み入れている不動産が変わったり、不動産の価値が変わったりするとREITの価格も変わる。
3.分配金の額は一定ではない。
4.投資対象が不動産なので、被害に遭った場合は分配金が減ったり、価格が低下する恐れがある。
5.上場廃止のリスク。
その他の注意点:
運営・設立母体が不動産業も手掛けているケースが多いため、①物件取得価格が妥当でなかったり(高すぎる)、②優良物件が母体企業によって囲まれ、REITには優良ではない物件が組み込まれる傾向が強いという、一種の利益相反行為が生じる恐れがある。既に
行政処分が下されたケースもあり、資産内容の第三社によるチェック体制の充実が急務となっている。
またREIT導入の目的を果たせていないという問題も指摘されている。(好況時ほど高値掴みをし不動産バブルを加速させ、不況時ほど物件取得を行わず底支えに貢献しない)
参考文献:
1.https://ja.wikipedia.org/wiki/REIT
3.https://www.toushin.or.jp/reit/about/what/