2020/7/17 経営用語 コア・コンピタンス core competence
2020/7/17 経営用語 コア・コンピタンス core competence
他社に真似できない、自社ならではの価値を提供する企業の核となる力。未来での競争で勝利する能力のこと。
G・ハメルとC・K・プラハラードの著書『コア・コンピタンス経営』によって広められた概念である。この著書では、「顧客に特定の利益を与える一連のスキルや技術」と説明されている。具体的には①顧客に何等かの利益をもたらす自社能力②競合相手に真似されにくい自社能力③複数の商品・市場に推進できる自社能力。
企業のコア・コンピタンスには、ビジネスモデル、技術開発力、物流ネットワーク、ブランド力、生産方式、共通する価値観など、多種多様である。
コア・コンピタンスを見極めるには①模倣可能性(Imitability)②移動可能性(Transferability)③代替可能性(Substitutability)④希少性(Scarcity)⑤耐久性(Durability)という五つの要素が重要。
コア・コンピタンスを見出して築き上げ、未来の競争で勝者となるために必要な企業資質は四つあると追われている。
1.未来のための競争が現在の競争と異なると認識する能力
2.未来の市場機会を発見する洞察力を築く仕組み
3.未来への長く険しい道程に向かって、会社全体を元気づける能力
4.過度のリスクを避けながら、競合他社を追い抜いて未来に一番乗りする能力
コア・コンピタンス全員の意識と仕事に落とし込むことが大事。
参考文献:
1.https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ka/core_compe
3.https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11777.html