2020/7/30 経営用語 (アパレル)製造小売業(SPA) speciality store retailer of private label apparel
2020/7/30 経営用語 (アパレル)製造小売業(SPA) speciality store retailer of private label apparel
同一の事業所で商品の製造も販売も行う経営形態のこと。菓子屋、パン屋がその例。ここではアパレル業界においてのSPAを取り上げる。
1986年GAPが自ら定義したもので、直訳すると「自社ブランドを持ち、それに特化した専門店を営む衣料品販売業」になる。商品企画から製造、販売まで全て一社で手掛ける。(ただ製造を外注したりなど、製造と輸送を自社で手掛けていない形態もSPAと呼ぶことが多い)一種の垂直統合である。日本での典型例はユニクロである。
日本での典型例はユニクロである。また2008-2009年頃から流行をとらえた商品をいち早く店頭展開するスピードと「衣料版トヨタ生産方式」と称される在庫調整で売り切る柔軟性を持った「SPA第2世代」と言われるスウェーデンのH&M、アメリカのフォーエバー21やZARAを展開するスペインのインディテックスグループも日本に上陸した。
メリット
1.コスト削減(流通コストの中抜き)。
2.顧客ニーズが共有しやすく、迅速な商品開発ができる。
3.需要予測の精度が増すことで適時適量の生産ができる。
今後の問題
1.昔のブランド側の個性がはっきりしている「プロダクトアウト型」から現在の市場やトレンド、ニーズに合わせて売れそうなものを作る「マーケットイン型」に変わったことで、商品の「同質化」が起きている。
2.大型SPAによる「価格競争」が激しい。
参考文献:
1.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E9%80%A0%E5%B0%8F%E5%A3%B2%E6%A5%AD
3.https://jairo.co.jp/keyword/616